2021年版の手帳が顔を揃える、そんな時期に2020年版のトラベラーズノートをお迎えしてから1ヶ月。
実際に使いながら必要な機能を取捨選択した結果、2021年の手帳はカスタマイズしたトラベラーズノートに決定しました。
迷いに迷っていた私に必要だったのは、「自分のこだわりを知ること」でした。
本日は、私が手帳に求めていたことを踏まえて2種類の手帳を比較し、最終的にいいとこどりしたことを紹介します。
ほぼ日手帳weeksとトラベラーズノートで迷っている人の選択肢の1つとして参考になると嬉しいです。
私が手帳に求めていたこと3つ
- 全体的なコンパクトさ
- 書き味と描き味
- 好きな色
トラベラーズノート一式を実際に手にして使って、ほぼ日手帳weeksと比較して分かったのは、私が手帳に求めていることでした。
つまりは自分のこだわり。
手帳を初めて手に取った時のことを思い出した、ほぼ日手帳weeksを使っていたことにも納得の3つ。
全体的なコンパクトさ
コンパクトは正義。
軽さ、薄さ、小ささといった物理的なコンパクトさはもちろん、機能がコンパクトにまとまっていることも大事でした。
「自分にとっての必要最小限」を実現できている物は、持っていてとてもしっくりときて、「自分の物」として愛着がわきます。
書き味と描き味
文字でも絵でも気持ちよく線を引ける紙。
私は文字を書くときにはニーモシネ、絵を描くときにはスケッチブックを普段使いにしています。
普段から厚みのある紙を好んで使っていた慣れもあり、厚みのある紙の方が私には合っているみたいです。
毎日使うものだからこそ紙質にはこだわりたい。
好きな色
私の好きな色は青色です。
4色ボールペンを4色とも寒色で揃えるくらいには大好きです。
偏った好みゆえ、トラベラーズノートのマンスリーと週間バーチカルのリフィルを手に取った際に、どうにも違和感がありました。
残念ながら馴染むことはありませんでした
最終的にリフィルの表紙を貼り替えることで解決。
好きな色というだけで持つ嬉しさと使う楽しみが跳ね上がり、眺めていて元気になれることを実感しました。
色の力は大きいです。
ほぼ日手帳weeksとトラベラーズノートの比較
手帳の種類 | 良いところ | 足りないところ |
---|---|---|
ほぼ日手帳weeks | ・全体的なコンパクトさ ・好みの色がある ・たっぷりの巻末メモ ・マンスリーに方眼がある ・六曜と月の満ち欠けが分かる | ・描き味 ・スペース |
トラベラーズノート | ・機能的なコンパクトさ ・書き味と描き味 ・広々としたスペース ・カスタマイズによる愛着 | ・物理的なコンパクトさ ・好みでない色もある |
それぞれの良いところと足りないところを比較し、自分のこだわりと照らし合わせ、いいとこどりすることにしました。
いいとこどりしたこと
- 六曜と月の満ち欠けの情報
- 物理的なコンパクトさ
- 機能的なコンパクトさ
- 書き味と描き味
- 広々としたスペース
- カスタマイズによる愛着
上から1つずつ紹介します。
六曜と月の満ち欠けの情報
スピリチュアルの世界に頭から突っ込んでいる身として、六曜と月の満ち欠けが一目でわかるほぼ日手帳weeksは便利でした。
ただし、情報が増えることでページ内がゴチャつくのも事実。
六曜は大安が、月の満ち欠けは満月・新月・上弦の月・下弦の月が分かれば充分に便利。
これらをトラベラーズノートに書き込んで使うことにしました。
便利さを取るかシンプルさを取るかは好みですね
物理的なコンパクトさ
- 下敷きを2枚から1枚へ
- 75gの週間バーチカルから55gのマンスリーへ変更
- ほぼ日手帳weeksからトラベラーズノートへ完全移行
「せめてあと100g軽ければ」
そう思って「機能的なコンパクトさ」についても考えていたら、物理的にもコンパクトになりました。
なんと263g。130gの軽量化。
もとの3分の1弱も軽くなると、393gの重さを知っている脳が「これならオッケー!」と錯覚したようです。
ブラスクリップを除けば232gと、充分すぎる軽さを実現できました。
ほぼ日手帳weeksとトラベラーズノートの平均の282gよりも軽くなる上出来の取捨選択。
機能的なコンパクトさ
- マンスリーの方眼
- たっぷりの巻末メモ
- トラベラーズノートの週間バーチカル
私が手帳に求めていたことに沿って本当に必要かどうか考え、諦めてみた3つのことが130gの軽量化に繋がりました。
1つずつ紹介します。
マンスリーの方眼を諦めた
手帳には絵を描くことを優先すると決めました。
予定を書き込むには方眼があると助かるけれど、絵を描くには方眼はない方がありがたい。
ただ予定を書くだけではなく、絵の練習になるような描き込み方をしていこうと考えています。
たっぷりの巻末メモを諦めた
ほぼ日手帳weeksへの未練の1つだった巻末メモを思い切って諦めました。
私は手帳をほとんど持ち歩かないので、巻末メモを「出先でメモを取る」という用途には使いません。
かといって自室では卓上メモを使っているので、やはり巻末メモの出番はなし。
週間レフトページのように絵を描こうにも、「ほぼ日5年手帳」のおかげで、そこまで改めて描きこむこともなし。
思い出してみたら上手く使えてないなって
「もったいない」だったわけだ
それならば巻末メモが10ページだけのトラベラーズノートでも大丈夫、ということで、ほぼ日手帳weeksからトラベラーズノートへ。
トラベラーズノートの週間バーチカルを諦めた
「絶対必要!」と思い込んでいた週間バーチカルが必要ありませんでした。
正確には「あれば便利だけど必須ではない」くらいの感覚。
というのも、変わった生活リズムの影響がほとんどなかったからです。
タスクの時間帯が入れ替わったことに慣れていなかっただけで、タスクもタスクにかける時間もほとんど変わっていませんでした。
日々のタスク自体が大きく変わらないので、タスクに使える空き時間を把握できれば充分だったのです。
週間バーチカルに代わるシステムの紹介はまたの機会に
書き味と描き味
トラベラーズノートが書きやすく描きやすい。
ほぼ日シリーズしか知らなかった頃なら問題なかったというのに、トラベラーズノートを知ってしまった今では戻れる気がしません。
とにかく書きやすい!描きやすい!
トラベラーズノートに使われている「MD用紙」は、手帳やレターセットなどの紙製品をはじめ素敵なデザインの多種多様な文具を販売している、株式会社デザインフィル ミドリカンパニーさんが開発した紙。
書いている実感を噛みしめられる、そんな絶妙な風合いと、万年筆で書いても裏抜けやにじみがしにくいという品質にこだわって仕上げた1960年代から自社で開発を行い続けてきた究極の紙を使用しています。
引用元:ミドリオンラインストア
ここまでこだわり愛され続けてきた紙が、かきやすくないわけがなかった。
シャーペンでもボールペンでも、ペン先の引っかかり具合が絶妙なんです。
今後、ぜひとも万年筆で書いてみたい紙質。
紙製品以外にも本当に多種多様な製品を世に送り出してくださっているので、思いがけず使っている人も多いのではないでしょうか。
ちなみに私は文具のXSシリーズやChottoシリーズを愛用してます!大好き!
広々としたスペース
ほぼ日手帳weeksよりも一回り大きなトラベラーズノート。
記入スペースは必然的に広くなります。
おみくじや映画の半券を貼ったり、マスキングテープや絵で飾ったり、手帳が絵日記を兼ねている私としてはスペースが広いに越したことはありません。
ほぼ日手帳weeksより広くA5ほど広くないトラベラーズノートのサイズ感は、ありがたいものでした。
特にマンスリーの差は顕著。
ひとつひとつの枠が小さいぶん、ほんの一回り程度の違いでも大きく感じられます。
マンスリーにも絵を描くならスペースが広くて方眼のないトラベラーズノートが良いと思いました。
カスタマイズによる愛着
トラベラーズノートのカスタマイズ例は沢山あります。
革のカバーの経年変化やレザークラフトによる装飾、自分の好みの紙で作るオリジナルのリフィルなど、カスタマイズの自由度は高め。
私は純正リフィルの表紙を剥がして張り替えました
マンスリーの表紙をインディゴブルーのちょっと上質な色画用紙に。
大きめの画材屋さんであれば色だけでなく紙質にもこだわれそうです。
自分の好みの色に変えただけで手帳を手に取る頻度が上がり、早く使いたい気持ちが日に日に増しています。
2021年もあと3ヶ月。
2021年はカスタマイズしたトラベラーズノートと
- 必要なリフィルを選んでコンパクトに
- カスタマイズで表紙を好みの色に
- 必要な情報だけを足してすっきり
- 書き味と描き味を楽しめるだけのスペース
今回、私は自分が手帳に求めていることを明らかにし、「週間バーチカルが必要」という思い込みを手放して納得の選択ができました。
自分のこだわりを明らかにすることは、手帳選びに限らず大切であると実感しています。
使うのも見返すのも楽しみになるであろう手帳ライフが始まるまで、あと3ヶ月。